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『ヴィレッジ』『無限序曲』『誰も知らない』 他

9月28日(火)
もうすぐ9月も終わりだというのに、今日も30度。
このところダルくて文章を書く意欲がわかず、気がついたら前回から2週間以上間隔があいていた。
ココログに変えた当初はけっこうこまめに更新していたんだが、結局、もとのペースに戻ってしまった。

この2週間のあいだに見た映画。

『ヴレッジ』(ラインシネマ)
怖がらせ方は上手い。
この監督、いつも途中までは面白いんだよね〜。でも、着地がイマイチ。
前作『サイン』にずっこけたので、今回もさして期待はしてなかったんだけど、意外と良かった。
でも、もっと深みのある映画になりそうな素材なのに、オチをつけなきゃいられないんだろうなあ。
人間ドラマよりも、人を驚かしたり脅かす小ネタを考えるほうが好きそう(^。^)
そのへんが憎めないところでもあるけれどね。

『インファナルアフェア 無間序曲』(梅田プルク7)
去年公開された『インファナルアフェア』の続編というか、前日譚?
アンディ・ラウとトニー・レオンが演じた主人公2人の、若き日が描かれている。
とはいっても、若者は今回、出番は少なめで、前回は脇役だった警部と黒社会の親分が実質的には主役。
そのぶん、雰囲気はかなり渋めで、ストーリーは、香港を牛耳る黒社会の抗争がメイン。
今回もかなり面白かったけど、スピード感で勝る前作のほうが私は好きかな。
でも、今回はスター映画じゃないせいか、観客サービスの甘い恋愛シーンなどなくて、硬派なところは○。
ただちょっと重かったかなあ。実際の時間よりも長く感じた。
警部を演じたアンソニー・ウォンって、もう50過ぎてるのかと思ってたら私と同い年だった。ちょっとショック。

『誰も知らない』(シネフェスタ)
実際にあった子供置き去り事件をもとにした映画だけど、社会派でもリアリズムでもなく、詩的で哀しいファンタジーといった感じ。
見ながら「火垂るの墓」を思い出したり「十五少年漂流記」を連想したりした。
主役の少年の凛とした表情が痛々しくも美しい。
映画はほとんど子供たちだけの世界で淡々と進んでいく。
でも、私はだらしなくてどうしょうもない大人のほうに、興味があるワケで…
子供を捨てる母をメインに描いたらこんなに綺麗な映画にはならない。きっとものすごく不快だと思う。
(この母は子供を捨てたという意識はきっと希薄だったと思うけど)
でも、そっちを見たいと思った。

同じ事件を題材にしたテレビドラマがある。
野沢尚脚本、鶴橋康夫演出の2時間ドラマ『東京ららばい』(1991年)
母親を、大竹しのぶが演じていた。
このドラマは、スキャンダルが原因で番組を降板したニュースキャスター(風間杜夫)が、直接事件の母親に会って取材をするうちに、報道だけでは見えなかった母親と子供たちの事実を知るというストーリーだ。
かなりスリリングで面白いドラマで、風間さんの出演ドラマの中では1番好きかもしれない。
このドラマが描いていたのは、報道という大義名分が、いかに残酷かということだったと思う。
映画を見たあと、事件のことを知りたくてネットで調べてみたら、母親が子供を次々に生んだ理由はドラマとほぼ同じだった。
でも、現実の事件は、ドラマより映画よりもっと残酷。
読んでいて本当になんともいえずやるせない気持ちになった。

『火の粉』(雫井脩介)読了。
証拠不十分で無罪となった男が、無罪を言い渡した裁判長一家の隣に引っ越してくる。
というのが、話の発端。
面白い。後半はページをめくるのももどかしいほど。
でも、ちょっと後味が悪いけどね。
他の小説も読んでみたい。

最近、というか、ここ数年、やたらと涙もろい。
スカパーをつけたら『ぷりてぃ・ウーマン』という日本映画をやっていて、途中から見たのにボロボロ泣いた。
お婆ちゃんばかりで結成した劇団のハナシで、西田尚美主演。
あと、長時間ドラマ『五稜郭』の戦闘シーンもボロ泣き。
これも途切れ途切れにしか見てなかったのに。
あと、ドキュメンタリーもダメだね〜。
でも、『タイタニック』では泣けない。ツボが違うんだろうなあ。

さっき、珈琲ぜんざいというのを食べた。
意外と上手かった。
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『人間の証明』

9月13日(月)
先日の地震は怖かった〜。
一日のうちに震度4が2回なんて初めてかも。
いつまでもダラダラと続く揺れがまた不気味。
しばらくは心配で眠りの浅い毎日だった。(なんせ小心者なので)
ようやく余震も治まったかなと思っていたら、昨日の深夜にまたあったみたい。
震源地は兵庫県だから余震とは違うし、こっちはまったく揺れなかったようだけど、こう続くとイヤだなあ。
これ以上何事もなく治まって欲しい。

先週の木曜、『人間の証明』の最終回。
毎週楽しみに見ていたので、終わってしまうと淋しい。
全話見て思ったのは、いろんな要素を詰め込みすぎ。
棟居の「憎しみからは何も生まれない」という台詞には、テロ以降のアメリカに対する祈りのような思いが込められているんだと思う。
他にも子供時代の虐待や、学生運動の過去など、今の時代の『人間の証明』を作ろうとしたのはわかるんだけど、描ききれずに中途半端なまま終わっているエピソードが多い。
最初のほうで思わせぶりに出てきた回想シーンが、アッサリと処理されてしまって、拍子抜けだった。
登場人物も、夏川結衣と田辺誠一の存在が生かされてなくてもったいなかったなァ。
前半のアメリカの描写がモタモタしててかったるかったんだよね〜。
泉谷しげるのエピソードも、単体で見ると悪くないと思うけど、全体の流れの中では浮いてる。
あそこにあれだけの時間を費やすのなら、もっと描いて欲しかったものがあったのに。
しっかりした太い幹があってこその枝葉だと思うんだけどな。
最後の2回ぐらいは、本当に駆け足だった。
取調べ室でのシーンは緊迫感があって良かったんだけど、台詞での説明が多くて、無理やりまとめに入っている感じがしないでもなかったな。
松坂慶子の「THE女優!」芝居は見事だったし、竹野内豊も頑張ってたと思うけど。
それと、状況証拠だけでの取調べは、自白の強要につながりかねないし、裁判で供述をひっくり返されることもあるのにどうよって思った。
でも、証拠を突きつけられての自供では「人間の証明」にならないからなあ。
棟居が朗読する西条八十の詩で、恭子の心の硬いよろいがハガレ落ちるのが一番の見所なので、これでいいのかな。ま、ドラマだし(それを言うとミもフタもない^_^;)
池内博之のジョニーは、最初こそ「え?うそでしょ?」って思ったけど、慣れてしまったのか、最終回では不覚にも感動してしまったわ。
おかやまはじめの刑事が、ドアの前で、無言の抵抗をするシーンは良かった。
目立たないけど地道に頑張っている刑事に対する暖かい視線が嬉しかった。

でも、いろいろ書いたけど、この2ヶ月ちょっと、木曜が本当に楽しみだった。
ベテラン中心のキャストは見応えがあったし、竹野内豊も役柄に合っていたと思う。
そしてなんといっても新見=風間杜夫と小山田=國村隼のおじさんコンビの存在が光ってた。
正直に言って、本筋よりこっちの話に夢中でしたわ。
横山めぐみ扮する文枝が、監禁されていた別荘から逃げるときに、証拠の写真を携帯電話で何枚も撮るシーンがあった。
この写真が、あとの展開に関係すると思っていたのに、結局その後、携帯のことにはいっさい触れられず。
でも、このシーンは犯罪発覚の伏線というよりも、文枝が安全よりも欲を優先してしまったということに意味があったんだと思う。
一旦は警察に電話しておきながら、何も言わずに切ってしまったのは、おそらくとっさにこの事件は金になるとふんだから。
証拠の写真を恭子に突きつけて、多額の慰謝料でも貰うつもりだったんだろうね。
文枝の生活は楽ではなかっただろうし、身体の不自由な亭主のことも頭をよぎったと思う。
そう思うと哀しいよね。文枝をバカだとは切り捨てられない。
最終回で、小山田を助けに出てきた文枝には泣かされた〜(T-T)
こういうシーンには弱い、すぐ涙腺にきてしまう。

さて、私がハマったおやじ二人の名シーン
○「彼女とっても情熱的でした」にキレてマジックハンドを振り回す小山田。椅子で応戦する新見。
○にせホームヘルパーのサンダルに気づく小山田
○霊安室での二人の慟哭 その後の新見のおんぶ
○二人の別れ

加えて、新見の「君に死なれちゃ困るんだよ」という台詞。
カッコ良かったなあ。
久々にフェロモン全開の風間さんを見たように思う。

青山真治監督がダイアリーで『人間の証明』に触れている。
面白いので、リンクしておきます。
http://boid.pobox.ne.jp/contents/diary/noname/nona029.htm

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『華氏911』『鈍獣』

9月1日(水)
今日から9月。
日の暮れるのが早くなり、朝晩少しずつ涼しくなってきてはいるものの、日中はまだまだ暑い〜(;´д`)ゞ
でも、きっと、寒くなるときはあっという間。
文句ばかり言ってないで、残り少ない夏を楽しみましょうかね。
とりあえず、スイカやかき氷を今のうちにいっぱい食べておくとか。
って、思いつくのは食べることだけかい(^▽^;)
だって、私に夏は似合わないんだもん。
じゃあ、似合う季節はあるのか?!って言われそうだけど。
ちなみにパステルカラーや夏っぽい爽やかな色の服はぜんぜん似合わない。
ただでさえメリハリのないボーっとした顔が、さらにボンヤリして見えるんだす。

今日、ラインシネマで『華氏911』を見た。
カンヌ映画祭でグランプリを受賞したドキュメンタリー映画。
公開前からかなり話題になっていたせいか、お客さんはよく入っていた。
この映画館でこれだけ入ってるということは、大ヒットなんだろうな。
映画としては、とっても面白かった。
9月11日のテロを経て、イラク攻撃へと進むアメリカ政府の裏側を、非常にわかりやすく明快に描いている。
ホントはそれほど単純じゃないんだろうけど、中東からのアメリカへの投資、軍需産業、石油利権…などなど並べられると、戦争は、アメリカを牛耳っている一部の権力者たちの、金儲けのために行われているとしか思えなくなってくる。
ただ、この映画はあくまでも監督のマイケル・ムーアの視点で描かれている。
私たち観客はこの映画を見たことでわかったような気になって思考停止するのではなく、他にもいろんな情報を得て、自分自身で判断することが大切なんだと思う。
とはいえ、何が本当かなんてなかなかわからないし、考えるのはめんどくさい。そんなときに、こういう映画が目の前に現れると、ひとつの答えを貰ったような気になってしまうのも確か。
そういう意味では、上手い映画だと思う。使い方を間違うと危険でもあるけれど。
でも、なんだかんだ言っても、やっぱりアメリカはスゴイと思うわ。
いろいろ政府からの非難はあっても、大統領選の前に映画を公開しているもんね。
大統領の警備隊はカメラの回っている前でインタビューに答えているし、イラクでは、兵士の取材もちゃんと出来ている。
陸軍のスカウト活動に同行取材しているのもスゴイなあと思った。
マイケル・ムーアが自衛隊を取材したいと言っても、ここまでさせてもらえないと思うんだよね。
それを思うと、アメリカは、やっぱりオープンな国だと思う。
もっとも、この映画が大統領選に影響を及ぼすのは確実だと思うので、これから先、どうなるかはわからない。
ベトナム戦争のあと、かなり取材規制されたという話も聞くし。
難しい政治的な問題がいっぱいあるんだろうけどさ、それは、死ななくていい人がこれだけたくさん死んでいる現実に目を瞑ってまで進めなきゃいけないことなのかい?と、映画を見て思った。

少し前、『華氏911』というタイトルに、『華氏451度』を書いた作家、レイ・ブラッドベリがクレームをつけたという記事を読んだ。
何に驚いたかというと、レイ・ブラッドベリがまだ存命だったことだ。(スミマセン)
H.G.ウェルズと同じ世代の人かと思ってた。(恥)
調べてみたら1920年生まれだから相当なお年ではあるけど、生きてても全然不思議じゃない年齢だよね。
日本人で1920年生まれの有名人というと、長谷川町子とか三船敏郎とか森光子とか。
森さん、驚異的だな。若すぎる。

日曜日、シアタードラマシティにパルコプロデュースの『鈍獣』を観に行った。
古田新太、生瀬勝久、池田成志のくせもの3人に、西田尚美、野波真帆、乙葉の共演。
作は宮藤官九郎、演出は河原雅彦。
今までに見た宮藤官九郎の作品の中ではかなり面白かった。
最初はミステリータッチで、最後はホラー。
終わってみれば、いったいあれは何だったの?って思うけど(笑)、見てるときは勢いがあって、2時間40分という長尺があっという間だった。
中年男3人のどうしようもないグダグダ加減というか、イケてない感じがたまらん。
現実にあった事件をちょっとずつからめて、ダークだけど笑える、笑えるけど怖い話になっていた。
正直、ストーリーはもうちょっと練って欲しいと思ったけど、3人の演技を堪能できたのでまあいいか。
『太陽を盗んだ男』ネタはウケてなかったなあ。客層が若かったから、見てる人、あんまりいなかったんだろうな。
「文太、不死身すぎ!」確かに…(^。^)
ロビーに出演者と作、演出の計8人の等身大(?)パネルがあり、記念写真を撮っている人がけっこういた。
私もなるしーの写真を一枚。でも、古い携帯なのでボケてます。
相変わらず胡散臭くてステキ(^。^)

20041118141458.jpg


先週、『血族』(佐藤愛子)読了。

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プロフィール

takkin

  • Author:takkin
  • 別名いるか(歌手のイルカから。昔似ていたので)
    RICOと名乗るときもあり。
    大阪在住の映画・演劇好き。
    高校時代から風間杜夫氏の大ファン。
    非公認ファンサイト「風の杜」の管理人です。
    射手座でO型。動物占いは狼。
    自画像、綺麗に描きすぎ(^^;)反省。
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